
こんにちは、くまこです。
先日、ライオン株を売却しました。
ライオンといえば、ライオン商品詰め合わせがもらえる優待が人気です。
私たちは昨年と今年の2回こちらの優待をいただきましたが、買い替えをしましたことを少しお話をさせていただきます。
株価などの情報は2025年3月時点のものです。
ライオン株の売却
別記事「ライオン株主優待レポート」でも触れていますが、配当利回りが低いことと優待品の内容を理由に、ライオン株を手放しました。

一般的にはとても人気のある優待銘柄です、悪しからず。
ライオン株を売ってできた資金を使って買い直したのがKPPと大石産業という会社です。
簡単にご紹介させていただきます。
9274:KPPグループホールディングス
KPPは紙・パルプ分野の専門商社で、商材は新聞、段ボール、梱包のクッション材など多岐にわたり、業界首位の会社。
配当性向30%、DOE3.0%に加え、株主優待制度(図書カード1,000円分)の導入決定が発表された(2025.2)
DOEとは、株主資本配当率のことで配当金の総額÷株主資本で求められます。

企業が稼いだ利益をどのぐらい配当に回すのかを表す「配当性向」に比べ、これまでの利益の積み重ねである株主資本に基づく指標であるため、当期利益による配当変動が起きにくいと考えられるんだ。

DOEはすべての企業が発表しているわけではないから、KPPが株主還元に力を入れていることがわかるわね。
3943:大石産業
大石産業は包装資材のメーカー。パルプや段ボールなどを取り扱いますが、中でも「ゆりかーご」という商品が注目の会社です。

いちごなどの繊細な果実を安全においしく運ぶための専用容器を作っています。テレビで取り上げられたこともある話題の商品ですよ。
配当性向23%。DOE2.0%。優待はQUOカード1,000円分に加え長期保有の加算もあり。
大石産業もDOEを発表しています。
さらに1980年の上場以来、減配・無配のない安定した配当を継続中です。
ライオン・KPP・大石産業を比較
株価 | 配当 | PBR | 配当方針 | 優待 | |
ライオン | 1,863円 | 30円(1.61%) | 1.67 | 累進配当 | 自社商品詰め合わせ(100株) 約2,000円相当 |
KPP | 678円 | 34円(5.01%) | 0.53 | DOE3.0% | 図書カード1,000円分(100株) |
大石産業 | 1,167円 | 47円(4.03%) | 0.56 | DOE2.0% | 図書カード1,000円(100株) 5年保有で1,000円分追加 10年保有で2,000円分追加 |
※株価は2025年3月時点のものです。

PBRは株価純資産倍率。適正値は1倍とされていて1未満が割安株であると言われているよ。
業種も会社の規模も全く違う3社ですが、配当と優待の観点でまとめてみましたがいかがでしょうか?
配当については、ライオンも累進配当(配当を減配なく最低でも維持する)を発表しており方針としては悪くありません。
しかし株価が割高であること、超有名企業につきこれから飛躍的に会社が成長を遂げるとは考えにくいことで、配当が増える期待感が薄い。
さらに便利な日用品が届く優待も、ものによっては使いづらい。
ということで、今後の成長に期待したく、配当の還元にも期待できそう、ライオンを売ったお金でちょうど買える株価であるこの2社に買い替えたのでした。
まとめ
株を買い替えただけの話ですが、自分たちの考え方に合った株に買い替えられたことで今後の期待が高まり大変意味のある売買だったと思っています。
優待に関してはライフスタイルによると思いますが、私たちにとってはライオン商品よりQUOカードや図書カードの方が有益だったということです。
実質お金なのに税金がかからないのもいいですよね。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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